人気ブログランキング | 話題のタグを見る

delicious space +

Food diary from Manchester, Great Britain
お知らせ
2年半近く飛び飛びながらもやってきたdelicious space+を終了する事にしました。それ以前の旧delicious spaceから数えると4年以上、私のいい加減な料理、レシピなどアップしてきましたが、その間に私の「食」に対する考えや姿勢も変わってきました。そんなことを踏まえ、少し違うスタイルの「食」のブログを進めたいと思い始め、このたび、新しくThe Foodを立ち上げました。delicious spaceとは違い、日々のごはんへの思いや覚え書きのようなことも素直に書いていこうと思っています。

息切れしないように、気楽なスタイルで進めていきますので、お暇なら覗いて下さい。
# by deliciousspace | 2010-04-19 07:12
更新する気は満々ですが…、
エキサイトの調子が悪いのか私のMacが悪いのか、写真とかアップできないしで、滞ってます。
# by deliciousspace | 2010-02-09 07:14
キャベツと生姜の炊き込みごはん - 鍋について
-rice cooked with cabbage and ginger-

週に二回は更新しようと思っているんです。
キャベツと生姜の炊き込みごはん - 鍋について_b0088058_6515915.jpg

見た目は悪いですが、味はなかなかです。3合の白米に対して、生姜一かけ(千切り)、細かいざく切り(そんな言葉あるのか…)で両手にこんもりのる程度のキャベツを600ccの水、醤油大さじ2、塩少々、酒小さじ1、昆布3センチ程度の一片と厚底鍋で最初から最後まで弱火で炊きました。沸騰し始めてから11分で火を止め、15分の蒸らし。薄口醤油だと色がきれいかも知れませんが、もっていないので普通の醤油を使ってます。薄口のときは塩加減が変わりますね。

東北人のせいか、炊き込みごはんはお上品な薄い色のものより、濃いものに惹かれます。



鍋について

「ルクルーゼのような鋳物の鍋で作った料理は美味しいか?」と、たずねられたら、私は迷わず美味しいと答えるだろう。私は、ルクルーゼ、ストウブ、ラフォント、南部鉄器などかれこれ9つほど(うち5つはいただきもののルクルーゼ)使っている。初めて、ルクルーゼを使って煮物を作ったとき、南部鉄器のごはん鍋でお米を炊いたとき、その仕上がりに驚いた。何がどうちがうかキッパリ説明出来ないのだが、味に深みが出るということと、米はふっくらツヤッと仕上がるという点はすぐに分かる。やはり熱の通りが均等なこと、保温性が高いことなどが影響しているのだろう。まぁ、昨今の日本の炊飯器はすごいらしいし、米自体も美味しいから、私がこちらでの「いい加減な米」を鉄鍋で炊いたときに、「このお米も美味しく食べられるレベルになるのね!」と感動したようなことはないのだろうけど。以来、だいたいの料理はこれらの鍋で作っている。

しかし、鋳物の鍋は当たり前だが重い。先に5つの鍋はいただきものと触れたが、これらは、義母の知人が使っていたものだ。歳を取りどうにも重い鍋を使い切れなくなったということで、チャリティーに出そうかとしていたところを義母が聞きつけて、私なら使うだろうともらって来てくれたのだ。「重くて手に負えなくなる」。私はほぼ毎日これらの鍋を少なくとも1、2個使い、使い終わればごしごし洗う。やはり、私でも大きいもなどは相当重い。いつか私にもこれらの鍋が重くて使えなくなる日が来るのだろうかと、毎晩、鍋を洗いながら思うのだ。まぁ、この鍋洗い作業が老化現象の意外な目安になったりして。
# by deliciousspace | 2010-01-29 07:48 | ごはん系
バターナッツスクォッシュの味噌汁 - 味噌汁の話
-miso soup with butternut squash and deep-fried tofu-

最近ずっと「和」づいてます。
バターナッツスクォッシュの味噌汁 - 味噌汁の話_b0088058_6592482.jpg

みそ汁の作り方について語れるほどの人間ではないので、レシピは割愛。具はバターナッツスクォッシュ、油揚げ、ネギ。

バターナッツスクォッシュは、日本のカボチャになれている我々には、「水っぽくてね」と、ちょっと「ケッ」みたいな扱いをされがちなかわいそうな野菜(私の勝手な想像かもしれないが…)。煮崩れしやすいのならば、煮崩れしてもよい調理法で料理してあげれば良いだけなのです。私はスープに入れたり、ペーストにしてソースみたいにするのも好き。カボチャほど甘味が強くないのでみそ汁でもしっくり。ただ、煮るときにぐらぐらとやってしまうとたちまち煮崩れしますので、中火から弱火でじっくりん煮てあげると半透明なきれいな煮上がりになります。



味噌汁の話

12月の暴飲暴食がたたってか、1月に入ってからはずっと和食よりのものを食べている。体がいろいろな意味で「和」求めているというのを実感。味噌汁も頻繁に食べている。

日本人ならたいてい誰でも、味噌汁について、想い出の一つや二つあると思う。そして、味噌汁を作りながらそれを思い出す。こういう料理中の回想時間が私は好きである。いつも、先に思い出すのは、「味噌汁の具は、ネギと油揚げが一番だな」という父の定番のフレーズ。子どものころ、なんて地味な味噌汁が好きなんだろうと思ったのもだが、今では、私もこれが一番だなと思う。また、味噌汁の具でやはり懐かしいのは「干し菜」である。大根の葉を干した冬の保存食である。青森あたりで最も食べられているらしいが、岩手の私の実家でも冬の味噌汁の具といったらこれだった。また、子ども時代の話になるが、私はこれが嫌いだった。実家では、これを「ほしっぱ」とか、「ほしなっぱ」とか読んでいて、出てくる度に、「また、なっぱー」とぶーぶー言ったものである。実家を出てからもう十数年。「ほしっぱ」を食べる機会はほとんどなくなって、ほしっぱが懐かしくなるようになった。きっと、ほしっぱ自体が嫌いだったのではなく、いつもいつもほしっぱが出てくることが嫌だったんだろうなと。一昨年の年末年始に帰省した際、母親が「味噌汁の具、何がいい」と聞いてきて、真っ先に「ほしっぱ」と答えた。「あー、ほしっぱは、まだ早いよ、もう少し寒くなってからだね」と。なんだかがっかり。

また、「誰々が作った味噌汁」というのも味噌汁ネタには欠かせない素材である。「妻の味噌汁は母親の味噌汁にはかなわない」など、夫婦間において地雷というよりは、爆弾的なコメントである。幸い、味噌汁の味を知らない私の夫は、この論議に参加出来ない。私は、私の祖母の味噌汁が今まで出会ったどの味噌汁よりも美味かったと今も思っている。私の母には申し訳ないが、母もそう思っているかもしれない。料理の知識は増えても、自分で作った味噌汁が「あの味噌汁」の味を超える事はないなと。味噌なのか、ダシなのか、具なのか、作り方なのか、おそらくこれらどれもがいい具合に合わさって出来た味噌汁だったのか。麻薬でも入っていたのか(冗談)。料理に興味を持ち始めた頃には、もうその秘密を尋ねる事はできなかったからそれが大変残念だ。もう二度と食べる事が出来ない、ばあちゃんのわらびの味噌汁が懐かしい。
# by deliciousspace | 2010-01-27 07:49 | 汁物系
かぼちゃ焼きのバルサミコ酢かけ - 料理の道
-grilled pumpkin with balsamic vinegar-

シンプルすぎて恐縮ですが…。
かぼちゃ焼きのバルサミコ酢かけ - 料理の道_b0088058_6472757.jpg

フライパンにうすーく油を敷いて、じっくり焼いたかぼちゃにちょっといいバルサミコ酢をたらし、天然塩をふっただけです。

素揚げも美味しいですが、じっくり焼いてほくほくしたのもまた良いですね。このかぼちゃは「kabocha pumpukin」という名前で売られていました。日本で食べられるかぼちゃのように身がしっかりして、火を通すとねっとりして、さらに糖度も高かったです。



料理の道

毎晩、寝る前の少しの時間、本を読む。ここ数年はほとんどが料理関連の本。毎晩毎晩懲りずも、「なるほどなぁ」という新しい発見に出会う。読んでも忘れちゃっている事も多いのだが…。そして、料理には「もう知り尽くしちゃって、この先新しい出会いなんてない」なんてことはきっとあり得ないんだろうなと思う。食材について、調理について、道具について、あーなんて奥が深いのでしょう。たまに、それまで私が正しいと思っていた行為が実は間違っているとかいう記事と出会った際には、誰も気づかれることもないのに、一人「恥ずかしい」気持ちになったりもして、料理を語るにはまだまだだなと痛感するのである。

ここ数年、「お料理教室に通いたい」と、ずっと思っている。簡単、お手軽料理とか、おしゃれなんとかいうのではなく、「料理とは」、「食とは」みたいなものごとの神髄を突き詰めるような面倒くさそうなお料理教室に通いたいというもの。もしくは、皿の洗い方、包丁の持ち方から始まるような「料理の本当の基本」みたいなのも習いたいなぁ。でも、汚れた食器をぶくぶく泡の洗剤で洗って、流さないまま水切りにおいちゃうような文化の国だから、私の行きたい「お料理教室」見つけるのは難しいだろうな…。
# by deliciousspace | 2010-01-21 07:21 | 野菜系


by deliciousspace
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
カテゴリ
最新の記事
以前の記事
フォロー中のブログ
リンク
検索
タグ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧